trek road

I want to ride it where I like

ビワイチ 2日目

ビワイチ2日目の朝を迎えた。

1日目が一番距離が長いので、ゆっくり休めるよう、朝食付きにして、朝寝坊できるようにしてたのだけど、やっぱりコーフンしてるせいか、朝早く目が覚めてしまった。

今日のルートの確認をしたり、ホテル周辺を散歩したりして時間を潰す。

朝食の時間になったので、レストランに行く。

昨日に引き続き、ゴージャスな朝ごはんだ。

朝食バイキングのホテルが多いけど、やっぱり朝定食として用意される方がいいな。

ゆっくり食えるから、気分的にも贅沢感が味わえるよ。

しっかり食ったら、準備してホテルをチェックアウトだ。

格納庫のロードバイクを引っ張り出す。

フロントのホテルマンにお礼を言ったら出発した。

晴天の下、田園風景の中を走り抜けていく。

実にいい気分だね。

あたりはだーれも走っていないよ。

2日目の琵琶湖だー。

感激、感無量だよ。

琵琶湖が見えるたびに、感激して写真を撮ってるのだが、これは後で見直したら、全部おんなじ写真で、何やってるんだろうなあと思うのだろうなあと思ったのだが、今思うと、やっぱりその通りだな。

途中で大きな神社があった。

お祭りの日のようで、街の人が準備に忙しそうだった。

ゴールデンウィークだもんね。

国道沿いを走っていたら現れたあんぱん屋さん、ちょうど営業時間になったようなので、寄り道してみた。

和菓子屋さんが経営しているあんぱん専門のパン屋さんで、店内は全てあんぱんだった。

つぶあんぱんと抹茶あんぱんを買って、店の前で食ったけど、めちゃくちゃにうまかったよ。

あんぱん食ったらコーヒーが飲みたくなったので、近くのファミマまで戻って飲んだ。

甘味でエネルギー充填120%になったので、次の目的地、満月寺へ走り出す。

琵琶湖大橋への分岐点まで来た。

ここで琵琶湖大橋を渡れば、ビワイチ、この先をさらに進めばフルビワイチとなる。

今回はフルビワイチを目指すので、ここはまっすぐ進むぜ。

まっすぐ進むと言いながら、満月寺へ行くために曲がって、町中に入った。

大変に入り組んだ町中なので、訳がわからず、観光案内が頼りだ。

もずくさんみたいな猫がいた。

迷いながらも、ようやく目的地の満月寺にたどり着いた。

狭い道の奥の方にあって、警備の人もいて、観光客がそこそこいた。

日本遺産だそうですが、日本遺産ってなんだよ、世界遺産みたいなもんか。

ところで、なんでこんな湖上にお寺を作ったのだろう。

その説明は書いてないけど、まあいいか。

念願の浮御堂、初見でございます。

実はここ、ウン十年以上昔に初めて琵琶湖観光に来た時も、どこかわからず未見で帰って、それ以来、何度も挑んではやはり未見に終わってたのだが、今回、ついに男子の本懐を遂げたので、感激感慨無量です。

じっくり見させてもらったら、次はいよいよ比叡山に向かって走り出す。

比叡山の入口、日吉大社への参道を登っていく。

結構、キツイ、そこそこの坂道が長いこと続くから、意外にキツイ。

天気が良くて気温も上がって暑くなってきたもんでそれもあってキツイ。

それでもがんばって比叡山の入口、日吉大社に来た。

というか、日吉大社の入り口に来た。

ここから日吉大社に行くのにどうすればいいのかよくわからない。

比叡山、恐るべし、とてつもなく広いぞ。

観光案内の地図を見てもどこがどこだかさっぱりわからない。

困ったな。

とりあえず、赤い鳥居の横にあった駐車場に自転車を置かせてもらった。

そこは竹林院の駐車場なんで、とりあえず、そこを見ることにした。

なんの予備知識もないから、何があるかも知らないまま入った。

そして我々が目にしたものは・・・。

異世界のような美しさだった。

これは現実か、それとも夢か。(by Freddie Mercury

しばらくは時の過ぎるのも忘れて茫然自失に魅入られていた。

いや、コレ、写真じゃ全然わかんないよ、こんなもんじゃないよ。

団体さんがやってきたおかげで、ようやく我に返ることができたよ。

竹林院でセット観光入場券を買ってしまったので、他の施設も見学することになった。

これは比叡山の本堂にある灯籠らしい。

山を登らなくてもここで見ることができるのでお値打ちだそうです。

なんて素晴らしい、見れてラッキー。

境内からは琵琶湖に近江富士も見えて、それはもう絶景かな絶景かな。

しかしどこからでも見れる琵琶湖どんだけ広いねん。

自転車を置いた駐車場に戻ってきた。

広大な比叡山のほんの一角の日吉大社の本の入り口付近を歩き回っただけで勘弁してもらう。

この暑さではもう歩けないしお昼過ぎて完全にエンプティ、なんか食わねば。

比叡山に来たからには蕎麦を食うぞ。

ヒイコラ登った参道を直滑降で下界まで来たら、国道沿いに蕎麦屋さん発見した。

そこそこ混んでるので人気がある店と判断し、入ることにした。

ちょうどお客さんが入れ替わる時間帯だったので十分程度も待ったら案内された。

店頭に見本が出てた豪華サービスランチを注文したら、本当に豪華で大満足だよ。

食ってエネルギー充填120%になったのでロケットスタートだ。

大津市街に入ったら、これまでと違う大都会の雰囲気で賑やかしくなってきた。

これは何かの歴史博物館らしいけど、今は閉館中だよ。

公園にはC57も保存されていた。

厳重に囲われてたので写真を撮るのが大変だった。

さらに進むと、近江大橋が見えてきた。

いよいよここで折り返しだ、と思ったらどうやら違うようです。

さらに向こうに、もう一つ橋があるらしい。

大都会大津市街の琵琶湖は、これまでと全然違う、完全な高級リゾート風だな。

巨大でバブリーな高層ビルは、有名な琵琶湖大津プリンスホテルである。

宿泊料金びっくり価格のセレブ向けホテルだぞ、次のビワイチで泊まってやるぜ。

そして、近江大橋の次の橋までやってきた。

これが本当のフルビワイチの折り返し地点だ。

というか、ここ終点なんだね。

フルビワイチ折り返し地点から見る琵琶湖。

ついにここまで来たのだなあ、感慨無量(こればっかりやん)

さて、本日のイベント全て終了なので、ホテルに向かうぞ。

ホテルに着いたが、ここまでの道のりがなかなか大変だった。

なぜかというと、当たり前だがビワイチではないルートなので道路にナビが描いてない上に、途中ででかい陸橋があってロードバイクでは越えられず迂回路探して往生こいた。

しかし、なんとかたどり着いて無事チェックインした。

昨日は高級リゾートホテルだったけど、今日は繁忙期と予算と諸般の都合でフツーのビジホで素泊まりなので、夕食は外に食いに行く。

ということで、滋賀県に来たからにはここでステーキを食わないわけにはいかん。

超高級レストランに2日間で150キロ走ってヨレヨレの自転車乗りってどうよ。

でも、係の人は分け隔てなく接客してくださいました。

注文したのは一番安いメニューのハンバーグ&ステーキ定食だ。

応対してくれたおねーさんがごはん大盛りにしてくれたら、ガチ大盛りだった。

そしてめちゃくちゃ、めちゃくちゃにおいしかった。

大満足なのだった。

ということで、草津の夜は更けていくのだった。